チルドのカップから② フタの必要性について
時には宗教戦争の如く議論の的となりますが、皆さんはチルドカップのフタは必要だと思いますか?それとも?
筆者の意見は別として下記のような傾向がみられます。
【①PB商品はフタあり派とフタ無し派で分かれる】
フタあり派コンビニ
・ローソン
フタ無し派コンビニ
そもそもPB商品あるの?派コンビニ
・ポプラ
・スリーエフ
・コミュニティストア
コンビニチェーンの数だけで判断すれば拮抗していますが、それぞれの店舗数を加味するとフタ無し派が圧倒的です。セブンイレブン、ファミリーマート、ミニストップの店舗数を足し合わせたら40,000店舗弱となります。バランス役を担っていたサークルKサンクス(約5,000店舗)がファミリーマートと統合したことで勢力図はフタ無し派に更に傾きました。
フタ無し派の各チェーンにチルドカップのPB商品が10品あり、それぞれが各店舗に10本ずつ並んでいたと仮定すると10品目×10本×40,000店舗=4,000,000フタとなります。フタひとつあたりの金額は不明ですが、仮に1円だとしても4,000,000円になります。
【②NB商品はフタあり派が主流】
・Mt.RAINIER(森永乳業)
・AGF
・ドトール
・トーヨービバレッジ
・安曇野食品工房
・東京めいらく
・日本ルナ
他にもチルドカップメーカーはありますが、ほとんどがフタ付きの商品を製造しています。また、フタありとフタ無しの両方で展開しているメーカーもあります。
つまりフタの有無はNB対PB、さらにPBの中でコンビニ対コンビニという構造になります。それぞれの分野に特徴があって面白いですね。
次回はフタありフタ無しの理由、メリット・デメリットを考察します。